4月 産経新聞に掲載されました

2011年4月 9日

障害児に社会見学体験を 家庭教師派遣のガッツソウルカンパニー
 知的障害や自閉症、学習障害、ダウン症児などへの家庭教師派遣を行う「ガッツソウルカンパニー」(大阪市中央区、高田成啓代表)が、今月から関西の生徒を対象に個別の社会見学会をスタートする。「団体行動が苦手な障害児にも社会体験の機会を」と願う保護者の声にこたえた試みで、関西に住む小・中学生ら約150人が心待ちにしているという。

関西の生徒対象、今月から個別に

 平成11年、高田代表が枚方市内で開いていた学習塾に「ダウン症児の家庭教師をしてほしい」と依頼を受けたことが同社設立のきっかけ。障害児の指導経験がなく、そのときは断ったが、知的障害のある子供を個別指導する場がないことを知り、家庭教師となる決意をしたという。

 その後、さまざまな障害児と出会うなかで、文字の感覚がつかめない子供や、目線を下に向けられない斜視の子供などに対応した教材を試行錯誤しながら開発。同時に障害児を指導するスタッフ養成システムを作り上げていった。

 また、かけっこや逆上がり、歌の指導もしてほしいという要望を受け、体育・音楽コースも開始。平成15年には首都圏へも進出し、現在は関西と合わせて3~22歳の約400人を教えている。

 個別社会見学は、学校の勉強だけでなく、子供のレベルに合った社会勉強をさせたいという保護者の願いをベースに企画。昨年11月、首都圏の厨房(ちゅうぼう)器具やビール、ピアノの製造工場などで実験的に実施。延べ22組の生徒と家庭教師が参加した。

 今後は関西国際空港や森永製菓などを見学する予定といい、高田代表は「計算も漢字も運動も『できた』という思いが自信を生む。社会見学は、生徒たちが夢に踏み出す一歩になると思う」と話している。

【写真説明】「知的障害児の夢を育てられるよう、社会の現実を体験できる場を広げたい」と話す高田代表 =大阪市北区

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